日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸

船の歴史船の歴史

vol.5 能登丸

建造所 三菱重工業(株)長崎造船所
全  長 137.05メートル
総トン数 7,185トン
主  機 ズルザー型ディーゼル1基
スピード 18.534ノット
船  客 4名
昭 和9年にニューヨーク航路の強化のために建造された7,200トン級のN型高速貨物船6隻の1隻。昭和10年以降、この6隻で年18回の定期航海を実施し、それまで横浜―ニューヨーク間の航海日数が最低でも36日以上かかっていたのを28日に短縮しました。

ニューヨーク航路は、日本からアメリカへの生糸を主要貨物とする当時の花形航路で、往航では生糸のほかに、フィリピンの砂糖、マンガン、ヤシ油、復航ではアメリカからの鋼材、米綿、雑貨などを輸送し、戦前の日本の貿易に大きく貢献しました。

昭和14年テキサス・ガルベストン綿積込
昭和14年テキサス・ガルベストン綿積込
能登丸は、太平洋戦争開始とともに陸軍徴用船となり、日中間の交通船、南方戦線への軍事輸送に従事しました。 雷撃に遭いながら沈没をまぬがれたこともありましたが、昭和19年11月2日、フィリピンのレイテ島オルモック錨地で兵士、軍馬、武器、弾薬、自動車、軽戦車、食料などの陸揚げ作業終了間際に、空爆を受けて沈没しました。

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【関連リンク】

  • 日本郵船歴史博物館 常設展
    コーナー「5、戦争と壊滅」では、能登丸の船名板*および、当時の乗組員が語る沈没時の模様映像(約4分)を展示。
    *複製。オリジナルは戦友遺族会「宮内会」に寄贈

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