お知らせ

フィリピンの商船大学NTMAの学生が日本で海事産業や文化を体感

海事学生の国際交流プログラムで2015年以来7回目、海運人材育成を支援

当社は10月26日から11月1日にかけて、フィリピンでTransnational Diversified Group(TDG)(注)と共同運営する商船大学NYK-TDG Maritime Academy(以下「NTMA」)の学生と、海事産業について学ぶ日本の学生との国際海事交流プログラム(以下「本プログラム」)を日本で開催しました。

今回は、8月に行った日本の海事学生がフィリピンを訪れた交流プログラムに続く第2弾で、NTMAの学生8名が日本を訪れ、東京海洋大学と弓削商船高等専門学校で乗船実習やスポーツ交流会などを行い、日本の海事学生との交流を深めたほか、当社本店で陸上勤務中のフィリピン人船員との座談会を実施しました。さらに、株式会社新来島豊橋造船 (愛知県豊橋市)、日本無線株式会社辰巳事業所(東京都江東区)、日本郵船氷川丸(神奈川県横浜市)、当社グループの日本油化工業株式会社(神奈川県横浜市)や株式会社MTI(東京都千代田区)の見学を行い、日本の海事産業や文化に触れました。

集合写真(東京海洋大学)

集合写真(弓削商船高等専門学校)

練習船実習の様子(弓削商船高等専門学校)

日本郵船氷川丸見学の様子

日本油化横浜工場見学の様子

新来島豊橋造船見学の様子

当社フィリピン人海技者との座談会の様子

日本無線辰巳事業所見学の様子


本プログラムは日本とフィリピンで船員を目指す学生が、互いの国に約1週間滞在し、座学や実技研修、観光を通じて言葉や文化などの違いを体験することで国際感覚を養うとともに、国籍を超えた人的ネットワークを構築することが目的です。2015年以来7回目の本プログラム実施となった今年は以下の要領で実施しました。

第1弾
・神戸大学、東京海洋大学、長崎大学の学生がNTMAへ短期留学(8月17日から24日)
・富山高等専門学校、広島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校、大島商船高等専門学校の学生がNTMAへ短期留学(8月24日から31日)
第1弾のニュースリリース: 日本とフィリピンの海事学生が国際交流 | 日本郵船株式会社

第2弾(今回)
・NTMAの学生が東京海洋大学、弓削商船高等専門学校や当社、当社グループ会社を訪問(10月26日から11月1日)

参加したNTMAの学生からは、「日本の海事産業だけでなく、文化や価値観についても多くのことを学ぶことができました」、「同じ海事学生との交流は心温まるものでした」といった感想が、日本の学生からは、「同じ海事学生であるNTMA の学生との交流で今後の学校生活へのモチベーションを向上させることができました」、「彼らの積極性に刺激を受けました」などのコメントが寄せられました。

当社は今後も、国内外の教育・研究機関と協力し、海運業界の未来を担う若者の育成を支援します。


(注)Transnational Diversified Group(TDG)
主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っている。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を強化している。

今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標

以上

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