「親子で学ぶ船のお仕事」イベント開催

2018年6月1日

 
ブリッジ(操船を行う部屋)を再現したシミュレーションルーム
―子どもたちが大型シミュレーターや航路作成を体験―

当社は「郵船みらいプロジェクト」(注)の一環として、5月12日にイベント「親子で学ぶ船のお仕事」を当社グループの株式会社日本海洋科学の本社内(川崎市)で開催しました。毎日メディアカフェと共催した本イベントでは、抽選で選ばれた親子22組が操船と海図を体験するプログラムに参加しました。

操船体験では、船長・航海士が実際の訓練で使用する360度の大画面シミュレーターを使い、多くの船が行き交う東京湾での大型自動車船の操船を子供たち同士が協力しながら楽しんでいました。海図体験では、海底にある電線や岩などの様子、海の交通ルールなど陸の地図には載っていない記号の意味を調べながら、安全に航海するための航路を作成し、海図上に書き込みました。

 
船員の生活や仕事について説明する様子
 参加した子供たちから若手航海士に対して、「船での楽しいことは?つらいことは?」といった定番の質問のほか、「船には保険ってあるの?」「船にはどんなアラームがあるの?」などさまざまな質問が寄せられました。

これに対し若手航海士は、「楽しいことはいろいろな国に行けること、つらいことは長い間家族に会えないこと」、「船の保険だけではなく荷物の保険もあります」、「船には進路の危険を知らせるアラームだけでなく、エレベーターや冷蔵庫にもアラームがあり、万が一閉じ込められた時も知らせることができます」と説明しました。

イベント終了後、航海士からは「参加してくれた子どもたちが5年後10年後に自分の将来を考える際に、この体験での楽しかった思い出が役立つと幸い」といった声があがりました。

当社は今後も“郵船みらいプロジェクト”を継続し、子どもたちに船員という職業に関心を持ってもらえるように活動していきます。

毎日メディアカフェオフィシャルサイト: http://mainichimediacafe.jp/

(注)郵船みらいプロジェクト
日本の「みらい」を担う若い世代に海事思想を普及し、船員という職業の魅力を伝えることで、海運業の認知度を高め、船員を志す人を増やす一連の取り組み。2014年に開始。

以上
 
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