コミュニケーション力を武器にチャレンジを

2018年4月2日


当社社長
―2018年度入社式で社長が訓示―

 当社は4月2日、東京都千代田区の本店ビルで2018年度入社式を行い、代表取締役社長 内藤忠顕が新卒採用社員48人〔陸上職28人、海技者20人<航海士9人(うち自社養成コース4人)、機関士11人(うち自社養成コース6人)>〕に対して以下の通り訓示を行いました。

【社長訓示(要約)】

入社おめでとうございます。日本郵船を代表して心から歓迎します。皆さんが、社会人としての第一歩を踏み出すに当たり、会社の先輩として一言お話いたします。

日本郵船は今年創業133周年を迎えます。その長い歴史の中、幾多の困難に打ち勝ちながら、時代の要請に合わせ柔軟に事業の形を進化させてきました。この30年は、グローバル化や海運業の構造変革に対応しながら、海外現地法人や、海外パートナーとの合弁会社を数多く設立し、関係会社数は36社から925社まで拡大しました。それに伴い、当社グループの社員構成も大きく変わり、30年前は大半が日本人でしたが、現在の日本人比率は、陸上職でみると20%、海上職を含めると15%と少数です。



辞令伝達の様子

今や世界各地の拠点に在籍するナショナルスタッフと呼ばれる海外現地法人の仲間がグループの屋台骨を支えており、皆さんはこれからそうした多様な国籍・文化的なバックグラウンドを持つ仲間と一緒に働くことになります。そこで円滑に仕事を進める上で鍵となるのが、コミュニケーション能力です。言語で論理的に伝えるコミュニケーショだけでなく、一生懸命に伝える姿勢など、言語以外で自分の魅力を伝える非言語コミュニケーションも大切にしてください。そして、これから出会う新しいことに対して常に好奇心を持ってください。世間の常識やインターネットの情報だけを鵜呑みにするのではなく、本質はどこにあるのか自分自身で深く考えるようにしてください。こうした習慣は、社会人生活で必要な観察力や洞察力を与えてくれます。

最後に、当社の源流でもある岩崎弥太郎の言葉として伝えられる言葉をご紹介します。 「我ら一艘の船を浮かべれば、世に一層の便をもたらし、その利は全人民の頭上に落つる理なり」 われわれの仕事は、営利企業として利益を追求することは当然ですが、一方で社会や暮らしを支える仕事でもあります。この言葉は、当社グループの社会における存在意義や使命を教えてくれていると考えます。その使命をしっかりと果たすことを心にとどめて、これからの仕事に取り組んでください。

日本郵船の次の30年間はみなさんが造ります。今日のこのフレッシュな気持ちを忘れずに、明るく元気に働いてください。これから私たちと一緒に頑張りましょう。

以上
 
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