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フィリピンに商船大学を設立

2005年9月15日

当社はこの度、創業120周年記念事業の一環としてフィリピン、マニラ近郊のカンルーバン市に幹部船員の養成を目的とした商船大学を当社のフィリピンにおけるビジネスパートナーであるトランスナショナルダイバーシファイド グループと共同で設立することと致しました。従来の教育訓練施設とは異なり、「フィリピン高等教育庁」の認可を取得した正式な大学となります。開校は2007年6月の予定で、定員は航海科と機関科、夫々60名の計120名。四年の全寮制商船大学となる予定です。

当社は、関連会社のエヌワイケイフィル・シップマネジメント社(NYK-FIL SHIP MANAGEMENT)※1を通じて1989年よりマニラ市内訓練施設にて、船員の雇用及び研修を行ってきました。今般商船大学の設立に踏み切るのは、世界的な船腹需要の拡大に伴う船員需要の益々の増加が見込まれる中、幹部船員の確保とその質の維持・向上が急務であり、従来の「船員を対象とする訓練」から、「学生を対象とする船員育成」にまで踏み込む必要があると判断したからです。

当社は、将来の幹部船員を育成するためには、学生の段階からマネジメント能力の育成などにも重点を置きつつ最前線の現場で求められる実践的な知識・技術の習得が必要で、この度設立する商船大学では卒業後に「即戦力」となる幹部船員を育成してまいります。

当社のこの度の商船大学設立は、当社前身である郵便汽船三菱会社が、明治8年に私立三菱商船学校 (後の東京商船大学、現在の東京海洋大学) を開校して以来、約130年ぶりのこととなります。

NYK グループ会社の外国人船員は、現在約13,000人で、約70%はフィリピン人船員です。当社は、当社の船員の大半を占めるフィリピンを今後とも船員養成の重要拠点と位置付け、新中期経営計画「ニューホライズン2007」における戦略「海運事業の拡充」のためには、独自の船員育成プログラムが必要であると考えております。

一大船員供給国であるフィリピンに対し、同国船員を受け入れてきた当社として船員大学の設立が同国の船員教育の一助となれば幸いです。

【商船大学概要】
・開校時期 2007年6月(予定)
・規模 学生 航海科60名 / 機関科60名  一学年計120名
講師 約30名 (非常勤含む) 
・場所 マニラ近郊のカンルーバン市(マニラ市内から車で約1時間強)
用地面積 約9ヘクタール
・システム 3年間の座学と1年間の乗船実習の4年制
・大学名称 未定

※1 エヌワイケイフィル・シップマネジメント社
当社が当社のビジネスパートナーであるトランスナショナルダイバーシファイド グループと合弁で設立した船員派遣/船員訓練を業務とする会社。同社経由で当社グループに派遣された船員は2004年度(1年間)で約4,500名。

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。