飛行船のシベリア飛行を断念 ドイツに戻り海上輸送で日本へ
2004年8月31日
当社が59%の株式を所有する株式会社日本飛行船(資本金3億4,000万円、渡邊 裕之社長)は、本日、ドイツから日本へ向かっていたツェッペリン型飛行船の回航を見送り、日本まで船舶による海上輸送に切り換えることを最終的に決定いたしました。
現在飛行船はヘルシンキで待機中で、今後、約1か月かけてロシアを横断、シベリア経由で9月下旬、日本に到着する予定でした。24日夜(日本時間25日未明)、ロシアで2機の国内線旅客機がほぼ同時に墜落。テロのターゲットになった可能性が高い事から、ロシアの各空港は厳しい警戒態勢となり、外国機である同飛行船は、保安上の理由で飛行制限が課される可能性が出て参りました。
このような状況下、シベリア上空の通過が遅れる事になりますと、冬の悪い気象条件の中、飛行自体も不可能になることが予想され、ロシア上空の飛行を見送るに至った次第です。
尚、わが国までの飛行ルートは、このシベリア上空を通過する「北」と共に、トルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタン、インド等を結ぶ「南」のルートもありますが、各国の飛行許可を取るのに時間がかかる事や、安全上の問題もあり、船舶による輸送を選択した次第です。
今後はヘルシンキからドイツのツェッペリン飛行船会社(フリードリヒスハーフェン市)に戻り、点検・整備を済ませた後、船舶で日本にむけて出発する予定です。
スケジュール等詳細が決定し次第、別途お知らせいたします。
尚、今回の決定は、日本到着の更なる遅れを防ぐと共に、来年3月に開幕する「愛・地球博(愛知万博)」への協力飛行を実現するための措置であります。
- <シベリアの気象>
- 9月下旬以降、平均最低気温が1度以下のところもあり、降雪や着氷の可能性が充分考えられ、その影響で浮揚力が減少し飛行に影響が出る懸念があります。
また、例年9月下旬以降は運航基準以上の強風の日が多くなり、運航できる確率は高くないと考えられます。 - <ツェッペリンNT号 概要>
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全長 75.0m 最大幅 19.5m 高さ 17.4m エンヴェロープ容積 8,225m3 乗員・乗客数 14名 客室全長 10.7m 載貨重量 1,900kg 推進力(エンジン3基) 200Hp 最高飛行速度 125km/h 航続距離 900km 上昇限度 2,600m 最大航続時間 24時間
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

