船舶エンジン用ばい煙除去装置 運航船での実証実験開始
2004年3月24日
ばい煙除去装置
(工場試運転時)
(工場試運転時)
当社は、運航船舶のエンジンから排出される排気ガスの環境対策として、セラミックフィルターを用いたばい煙除去装置を第和工業株式会社(兵庫県尼崎市)と共同開発しました(特許出願済)。今年2月末、本装置を当社運航の自動車専用船に搭載し、ディーゼル発電機用として船上実証実験を開始しました。ばい煙を自動捕集可能な装置の船上実証実験は、世界でも類を見ない初めての試みです。
本装置は、セラミックフィルターなどの集じん効果により、排ガス中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を大幅に低減可能な装置(陸上試運転の結果では、A重油焚き発電機においてPMを57%低減)です。大気汚染防止対策についてはもちろん、これまで問題となっていた自動車積荷ターミナルにおける自動車専用船からのばい煙による自動車ボディ汚損防止対策として、相当な効果が期待できます。
今後、船上実験を継続しながら、C重油焚きディーゼルエンジンにも対応可能な装置として、実用化及び大容量化に向けた開発を進める計画です。
当社は、NOx、ばい煙の低減に効果的な電子制御ディーゼルエンジンの採用開始決定や、エンジンの燃焼改善を促す助燃剤の採用など運航船舶の排ガス環境対策として、あらゆる角度から取り組んでまいりましたが、ばい煙除去装置開発はその対策の一環として昨年から研究開発に着手してきたものであります。
今後も、当社は引き続き地球規模での環境保全のための活動を、積極的に推進してまいります。
[セラミックフィルター式ばい煙除去装置の概要]
| 処理容量 | : | 最大出力800KW規模ディーゼルエンジン |
| 対応排気ガス | : | 重油焚き排ガス(380cSt級C重油) |
| 装置本体寸法 | : | 幅910mm×奥行き1,250mm×高さ3,910mm |
| フィルター形式 | : | セラミックフィルター、他 |
| ばい煙捕集 | : | フィルター自動逆洗回収方式 |
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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