北米向けコンテナ海上運賃修復の件
2002年8月8日
当社を含む太平洋航路安定化協定 (TSA:Transpacific Stabilization Agreement)メンバーは、8月19日発効で、日本・アジア発米国向けコンテナ貨物を対象に20フィートコンテナ当り$225、40フィートコンテナ当り$300の運賃修復をおこなう自主的・非拘束のガイドライン設定で合意いたしました。本ガイドラインに基づき、TSAメンバー各社は各荷主と運賃修復に関する個別交渉を開始いたしました。
日本・アジア発北米向けの荷動きは、米国消費の予想を越える旺盛な伸びに支えられ、2002年第2四半期(4-6月)は前年比約25%増と極めて堅調に推移しており、当航路に就航するコンテナ船は、弊社の所属するグランドアライアンスはじめ各社とも満船状況が続いています。また、7月から10月にかけては日本・アジア出し貨物が急増する所謂ピークシーズンが到来する為、更に深刻な船腹不足が予想されています。
一方、現在北米向けの運賃は、昨年同期に比べ20%以上ダウンしたレベルのままで推移しており、北米航路に配船する各船社は大幅な赤字運営を強いられております。現在の運賃水準が続いた場合、TSA加盟14社合計では、年間約1500億円(12億ドル)以上の赤字が見込まれています。
今回の運賃修復は、「利益なき繁忙」で体力を疲弊させサービス休止に追い込まれる前に、少しでも赤字幅を削減したいというTSAメンバー各社の決意の現われであり、今後も損益分岐点まで運賃レベルを回復すべく第二、第三の運賃修復を検討の予定です。
弊社と致しましても、今後予想される船腹不足に対応するため、船腹・コンテナ機器の追加手配を実施して参りますが、一方で、サービスレベルの維持・向上の為には運賃修復が不可欠と認識しており、今回のTSAガイドラインを含め、運賃修復に全力で取り組んでまいります。
以上
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

