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業績ハイライト

セグメント別推移

セグメント別売上高構成比率(2016年度実績)

セグメント別売上高構成比率グラフ

2017年度3月期第3四半期決算のセグメント別概要

定期船事業

コンテナ船部門では、北米航路、欧州航路における荷動きは堅調に推移したものの、大型の新造船の竣工に伴う供給の増加の影響もあり、スポット運賃の回復はやや足踏み状態となりました。

サービス面では、当社を含む5社からなる「ザ・アライアンス “THE Alliance”」で各サービスの効率化を進め、利便性と競争力の維持、強化に努めました。コスト面では、引き続き積載効率の追求、燃費効率に優れた新造14,000TEU型コンテナ船の投入、航路事情に即した最適経済運航及び配船を軸として船費や運航費の圧縮に努めました。また、効率的なコンテナ運用をはじめとする施策により貨物費の削減にも努め、収益性と市況耐性を高めました。国内・海外コンテナターミナルの総取扱量は前年同期比で増加し、定期船事業全体で業績は大幅に改善し、前年同期比増収となり利益を計上しました。

さらに市場における競争力を高めてコンテナ船事業を安定的かつ持続的に運営するため、当社は川崎汽船(株)、(株)商船三井と定期コンテナ船事業(海外ターミナル事業を含む)の統合を進めています。平成29年7月に設立した統合新会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD. (“ONE”)の新サービス開始に必要な各国・地域における競争法上の承認手続きはすべて完了し、他の統合作業も順調に進展しており、本年4月のサービス開始に向けて引き続き3社共同で準備を進めています。

航空運送事業

航空運送事業は、燃料油価格の上昇、整備費の増加及び機材トラブルなどがあったものの、自動車関連や半導体関連を中心とした好調な荷動きの中で、輸送量は増加し運賃も上昇しました。

以上の結果、前年同期比増収となり利益を計上しました。

物流事業

航空貨物取扱事業は、日本において市況回復に伴い粗利が改善しました。海上貨物取扱事業は、取扱量は増加したものの、アジア発欧米向けの海上運賃仕入れコストの上昇もあり粗利が想定した水準に達しませんでした。ロジスティクス事業は、新規ビジネス立ち上げに伴うコスト計上などがありました。内航輸送事業は、燃料油価格の上昇や荒天といった悪影響はありましたが、荷動きは順調に推移しました。

以上の結果、物流事業全体で前年同期比増収であったものの減益となりました。

不定期専用船事業

自動車輸送部門では、原油価格の低迷を背景として減少した資源国・新興国向け輸送量の回復が遅れていますが、北米、欧州、アジア地域などへの輸送需要は堅調で完成車海上輸送台数は前年同期を上回りました。自動車物流では、中国やインド、欧州を中心とした既存事業は概ね順調に推移し、引き続き成長市場における事業拡大の検討を進めています。

ドライバルク部門は、解撤よりも新造船の竣工数が上回り、船腹過剰の本格的な解消に至らなかったものの、鉄鉱石、石炭、穀物の荷動きが揃って増加し、市況の回復傾向は続いています。このような状況下、引き続き当社グループは長期契約の獲得に努めるとともに、効率的な運航の徹底を進めるなどのコスト削減に取り組みました。さらに、貨物の組合せや配船の工夫によりバラスト航海を減らすなど、収支の向上を図りました。

リキッド部門では、VLCC(大型タンカー)は新造船の供給が多く市況は悪化しました。石油製品タンカーの東西荷動きおよびLPG船の米国発東アジア向けなど長距離輸送貨物も減少し、それぞれ市況は低迷しました。LNG船は安定的な収益を生む長期契約に支えられて順調に推移し、海洋事業はFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)、ドリルシップやシャトルタンカーが順調に稼動しました。

以上の結果、不定期専用船事業全体で業績は改善し、前年同期比増収となり利益を計上しました。

不動産業

不動産業は、前年度の出資先による信託受益権売却に伴い賃貸借契約を解約した影響や、新たな物件を取得したことに伴う一時費用の発生などもあり、前年同期比減収減益となりました。

その他の事業

その他の事業は、客船事業は乗船率が前年並みであったものの、舶用燃料油販売事業などが好調で前年同期比増収増益となりました。

(億円)
  2015年度 2016年度 2017年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
定期船
事業
売上高 1,841 1,940 1,686 1,594 1,414 1,391 1,498 1,554 1,715 1,790 1,768
経常利益 39 38 -69 -11 -88 -64 39 -13 57 76 38
航空運送
事業
売上高 246 242 238 183 190 194 225 209 233 237 258
経常利益 8 1 12 -6 -19 -14 22 38 7 -8 8
物流事業 売上高 1,234 1,260 1,299 1,170 1,138 1,119 1,180 1,175 1,189 1,277 1,356
経常利益 23 37 41 16 21 24 20 9 -0 13 10
不定期
専用船
事業
売上高 2,375 2,456 2,269 1,921 1,801 1,696 1,766 1,912 1,889 1,922 2,055
経常利益 144 128 137 56 -8 -85 80 -27 27 22 65
不動産業 売上高 23 25 24 24 24 24 25 20 19 19 19
経常利益 7 9 8 7 9 9 94 7 6 8 6
その他の
事業
売上高 378 386 365 339 320 345 370 428 390 400 466
経常利益 -1 2 8 -9 -6 1 6 -16 11 9 10

(注)億円未満 切り捨て